保育、放課後児童クラブの就職に試験なしの「子育て支援員」で厚遇の道も

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子育て支援員」をご存知ですか。

保育士試験と違って研修を受講するだけで得られる資格(国家資格ではない)です。

しかし、この資格があれば保育園の保育士補助や放課後児童クラブなどの仕事に就くことが可能となり、資格のない人より好条件の待遇が受けられます。

本記事では、その「子育て支援員」について解説します。

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「子育て支援員」とは?

「子育て支援員」とは、子ども・子育て支援法(平成 24 年法律第 65 号)に基づく資格で、次のような施設で、子どもが健やかに成長できる環境や体制が確保されるよう支援する人材のことです。

  • 小規模保育
  • 家庭的保育
  • ファミリー・サポート・センター一時預かり
  • 放課後児童クラブ
  • 地域子育て支援拠点

内閣府によれば、「子育て支援員」とは次のように定義されています。

  • 国で定めた「基本研修」及び「専門研修」を修了し、「子育て支援員研修修了 証書」の交付を受けたことにより、子育て支援員とし て保育や子育て支援分野の各事業等に従事する上で必要な知識や技術等を 修得したと認められる者
  • 研修内容は各事業等に共通する「基本研修」と特性に応じた専門的内容を 学ぶ「専門研修」により構成され、質の確保を図る。
  • 研修修了者を「子育て支援員」として研修の実施主体が認定。全国で通用。
    小規模保育等の保育 分野や放課後児童クラブ、社会的養護、地域 子育て支援 など子ど も・子育て分野に従事

「子育て支援員」になるためには講習を受ける必要あり

出典:内閣府

「子育て支援員」になるためには研修を受ける必要があります。では、その講習とはどのようなものでしょうか。

地域において保育や子育て支援等の仕事に関心を持ち、保育や子育て支援分野の各事業等に従事することを希望する者に対し、多様な保育や子育て支援分野に関しての必要な知識や技能等を修得するため の全国共通の研修制度を創設し、これらの支援の担い手となる「子育て支援員」の養成を図る。(内閣府)

とあるように、全国共通の研修が都道府県または市町村により実施されます。

その研修には、次のような基本研修及び専門研修に定める4コースがあります。

  • 「地域保育コース」
  • 「地域子育て支援コース」
  • 「放課後自動コース」
  • 「社会的養護コース」

上記のいずれか1つの全科目を修了し、「子育て支援員研修修了証書」の交付を受けたことにより、「子育て支援員」として子育て支援分野 の各事業等に従事する上で必要な知識や技術等を修得したと認められる者です。

出典:内閣府
出典:内閣府
出典:内閣府

研修受講料は?

気になる費用はどうでしょうか?

研修受講料は自治体によっては無料ですが、有料の地域もあります。

たとえば東京都の場合、研修受講料は原則として無料ですが、テキスト代、交通費、昼食代、健康診断費用およびオンライン受講のための物品・通信費用は自己負担となります。

大阪府の場合は受講料が以下のように5,000円または5,500円(税込)です。

  • 地域型保育事業・一時預かり事業どちらか1つをお申込の場合
    受講料は5,000円(消費税込)
  • 地域型保育事業・一時預かり事業を同時にお申込される場合
    受講料5,500円(消費税込)

大阪の支援員研修の詳細案内は→子育て支援員研修事務局ホームページ

詳細はお近くの自治体のサイト(ホームページ)をご覧いただくか、問い合わせてみてください。

参考に、東京都の例を下に引用します。

令和3年度 東京都子育て支援員研修(第1期)の受講生募集について

◆開催コース : 地域保育コース
◆募集期間  : 令和3年4月23日(金曜日)~5月13日(木曜日) ※郵送必着
         (申込みは先着順ではありません。) 
◆研修期間  : 令和3年7月下旬から順次開始 


◆研修内容、研修日程及び申込方法など詳細は、
 公益財団法人東京都福祉保健財団ホームページよりご確認ください。
 https://www.fukushizaidan.jp/111kosodateshien/

◆募集要項及び申込書は、上記ホームページからダウンロードできます。
 また、区市町村窓口でも4月23日(金曜日)から配布します。


◆研修全般(研修コースなど)については、本ページ下部の
 「東京都子育て支援員研修パンフレット」をご覧ください。


◆令和3年度地域保育コースは、講義科目をオンライン(Zoomを使ったライブ配信)で実施します。
 インターネットを利用できない方のため、全科目を集合研修で行うクラスも用意しますが、
 会場に限りがありますので、オンライン受講にご協力いただくようお願いします。

令和3年度の年間実施計画

令和3年度研修の年間実施計画については、こちらをご確認ください。

東京都子育て支援員研修年間実施計画(令和3年度)(令和3年3月24日更新)(PDF:253KB

子育て支援員研修事業について

はじめに

 東京都では、子育て支援の担い手となる人材を養成する研修(東京都子育て支援員研修)を実施しています。子育て支援に関わる仕事に携わりたいと思っているみなさん、保育や子育ての現場があなたの育児経験や知識を求めています。特別な資格がなくても大丈夫。子供たちへの思いや育児経験を仕事にできる、「子育て支援員研修」を受講してみませんか。

子育て支援員とは

 東京都などが実施する研修を修了し、子育て支援の分野で働く上で必要な知識や技術等を修得したと認められる方のことです。東京都では、本研修の修了者を、全国で通用する「子育て支援員」として認定します。この研修を受講し、必要な知識や技能を修得することで、「子育て支援員」として保育や子育ての分野で活躍することが期待されています。

研修対象

 都内に在住または在勤の方で、保育や子育て支援などの仕事に関心を持ち、地域で保育や子育て支援分野の各事業などに従事することを希望する方、又は従事している方。

受講費用

 研修受講料は原則として無料です。ただし、テキスト代、交通費、昼食代、健康診断費用及びオンライン受講のための物品・通信費用は自己負担となります。

研修コース

東京都子育て支援員研修は全部で4つのコースがあります。

東京都子育て支援員研修パンフレット(PDF:519KB)

研修内容・申込方法等

所定の申込書を郵送(簡易書留)することにより、お申し込みいただけます。
各コースの申込方法の詳細や具体的な研修内容等については、下記ホームページをご確認ください。

お問い合わせ

既に研修を修了された方や昨年度までに受講した方でお問い合わせ等がある場合には下記の問い合わせ先にご連絡ください。
なお、受講したコースや受講した時期により問い合わせ先が異なりますのでご注意ください。

問い合わせ先


地域保育コース地域子育て支援コース放課後児童コース社会的養護コース
令和33月までに 受講した方公益財団法人 東京都福祉保健財団


令和34月以降に 受講する方公益財団法人 東京都福祉保健財団株式会社東京リーガルマインド

問い合わせ先の詳細は以下のとおりです。

(公益財団法人東京都福祉保健財団)
 人材養成部福祉人材養成室子育て支援員担当                                        
 電話番号:03-3344-8533
 受付時間:平日8時45分~17時30分    
 https://www.fukushizaidan.jp/111kosodateshien/  

(株式会社東京リーガルマインド) 
 新規事業本部 東京都子育て支援員研修事務局
 電話番号:03-5913-6225
 受付時間:平日9時~18時 
 http://partner.lec-jp.com/ti/tokyo-kosodate/

〈その他研修全般に関するお問い合わせ〉

  東京都福祉保健局少子社会対策部計画課子供・子育て支援担当
  電話:03-5320-4121

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