保育士が薦める、保育士を目指すなら知っておきたい読み聞かせ絵本を18冊ご紹介します。
0歳児に読み聞かせ おすすめの絵本
0歳児向けの読み聞かせ絵本を8冊紹介します。
ただ、「0歳児の場合、目はハッキリと見えているの?」と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
その疑問に答える文章を公益社団法人 日本眼科医会のWebサイトから下に引用させていただきます。
赤ちゃんは生まれたばかりの時は、明るいか暗いか位しかわかりません。しかし、1カ月位でものの形が、2カ月位で色が分かるようになり、4カ月になると、動くものを追って目を動かせるようになります。
3歳になると半分以上の子どもが、1.0見えるようになり、6歳でおとなと同じ視力を大部分の子どもが持つようになります。
毎日目を使って絶えずものを見ていないと子どもの視力は発達しません。ですから発達の途中になにかの原因でものが見にくい時期があると、見にくい方の目は視力の発達が止まってしまいます。
引用元:公益社団法人 日本眼科医会
つまり、0歳児は、ハッキリとは見えていないけれども、「目を使って絶えずものを見ていないと子どもの視力は発達しません。」ということで、絵本の絵を見せながら読み聞かせることは、声(音)を通じて言葉を伝え学ぶ機会であるだけでなく、視力を発達させることにもつながります。
では、0歳児におすすめの絵本を紹介しましょう。
- 著者:松谷みよ子
- 発行:童心社
- 発売日 : 1967/4/15
- 単行本 : 20ページ
- 寸法 : 21 x 18.6 x 0.7 cm
「いない、いない、ばぁ」をいろんな動物が交代で繰り返す、あかちゃん絵本の不朽の名作。
「いない、いない、ばあ」と語りかけて一緒に楽しむことで、大人もあかちゃんも笑顔になり、お互いの信頼を深められる絵本です。
今から半世紀前、あかちゃん向けの絵本がほとんどなかった時代、「あかちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を」と、ともに母であった児童文学作家の松谷みよ子さんと童心社編集長の稲庭桂子さんの思いが一致して誕生しました。
1967年刊行以来、2020年には累計700万部を突破しました。
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- 著者:木村裕一
- 発行:偕成社
- 発売日 : 2003/10/1
- 単行本 : 29ページ
松谷みよ子版には到底及ばないものの、もはや古典的な名作。
読み聞かせると、乳幼児が大喜び!
大人が「いないいない」と言うと、子どもが「ばあ」と答えるようになります。
一人でめくって「ばあ」と言ったりすることも。
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- 著者:わかやま けん
- 発行:こぐま社
- 発売日 : 1984/1/1
- 単行本 : 20ページ
積み木が足に落ちたり、階段から滑り落ちたり、お団子の串がささったり…。
こぐまちゃんはさまざまな痛い思いをしながら、「今度はどうすればいいのかな?」と考えます。
失敗を通して身を守る工夫が生まれます。
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- 著者:わかやま けん
- 発行:こぐま社
- 発売日 : 1972/10/15
- 注釈の著作権はTsai Fong Books, Inc.に帰属
1970年に発売されて以来、ロングセラーを続けている絵本シリーズ “Little White Bear”。
シリーズの中でも最も人気のある第1巻。
リトル・ホワイト・ベアがお母さんと一緒にパンケーキを作ります。
0~3歳児向け。
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3歳児以上に読み聞かせ おすすめの絵本
3歳児以上向けの絵本を10冊紹介します。
保育士が子どもたちに絵本を読み聞かせることに、どんな意味や効果があるのでしょうか。
- 保育士と子どものコミュニケーションになり信頼関係が醸成される
- 子どもの感情が豊かになる
- 子どもの想像力が育まれる
- 子どもが言葉の表現力を獲得する
- 子どもの集中力が身につく
以上のような効果が期待できます。
では、まず国内の作品から紹介し、続いて海外の作品を紹介します。
国内発の作品
- 著者:木村裕一、あべ 弘
- 発行:講談社
- 発売日 : 2006/3/10
- 寸法 : 16.4 x 9 x 21.2 cm
あらしのよるに、たったひとり、みしらぬところでだれかにであえたら、ほっとします。
でも、そのだれかさんが、こわーいあいてだったなら……。
産経児童出版文化賞JR賞/講談社出版文化賞絵本賞
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- 著者:いわむら かずお
- 発行:童心社
- 発売日 : 1992/10/3
- ハードカバー : 32ページ
海外発の作品
- 著者:モーリス・センダック
- 翻訳:じんぐう てるお
- 発行:冨山房
- 発売日 : 1975/12/5
- ハードカバー : 40ページ
- 寸法 : 24 x 25 x 0.8 cm
- 著者:エリック・カール
- 翻訳:もり ひさし
- 発行:偕成社
- 発売日 : 1976/5/1
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 25ページ
- 寸法 : 21.08 x 1.02 x 29.97 cm
日曜日の朝、ぽん! と卵から、小さなあおむしが生まれました。
あおむしはお腹がぺこぺこで、
月曜日は、りんごを1つ、火曜日は、なしを2つ、水曜日は、すももを3つ食べました。
あおむしは毎日たくさん食べ続け、気づけば、ふとっちょに。
やがて、さなぎになり、何日も眠ったあおむしは…。
- 1970年アメリカグラフィックアート協会賞
- 1972年フランスのセレクション・デュ・グランプリ・デ・トレーズ賞
- 1975年中森読者賞
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